教育心理学の授業

教育関連の資格に共通する科目

教育心理学は保育士として勉強しなくてはいけない科目の中でも特に聞いていて楽しいものです。

科目的には教員免許を取得するときにも必要になる、教育関連資格共通の必修科目という位置づけになっています。

内容を簡単に説明すると、子供の発達に関わる発達心理学や人格心理学、また学習をさせていくための学習心理学など複数の心理学に関する領域を組み合わせた科目です。

覚える項目が多く専門用語が連続する文章が出てくるなどちょっと面倒な面もあるのですが、やっぱり子供と関わる仕事をしていくということでその成長と心の変化の概要を知ることができるというのは楽しいものです。

私の学校の教育心理学の先生は、以前保育士として現場で勤務をされたことがありつつ、大学で専門の研究をされてきたというこの業界ではかなり有名な人でもあるので話の一つひとつに現実感があるというか、とても興味深く進めてくれるのが嬉しいです。

おもしろかった「教育」についての経験レポート

私がこの学校の教育心理学の授業で特に面白いと感じたのが、最初に提出をするよう指示を受けた「教育」に関するレポートの提出です。

これは先生など教育をする側の人からどういったことを子供時代に受けて、どんなことを強く記憶しているかということについて調べたものです。

提出したレポートについては授業でもいくつか発表されたのですが、ちょっと紹介すると「小1の時の担任の先生は毎日一人ずつに挨拶をしてくれていた」ということや「小学生の時に課外授業で近くの山林に出かけてそこで全員で活動をしたのが楽しかった」というようなものがありました。

自分がこれまで経験してきた学校生活の中で特に嬉しかったことや楽しいと感じたこと、先生に対してよい印象を持ったことを並べていくものでしたが意外と大勢の学生がたくさん例を挙げていて、聞きながら自分も「そういえばそんなこともあったな」といった懐かしい気分になりました。

逆に先生や大人に対して失望したこと、よくなかったこと、公平でないと感じたことを述べる授業もあって、改めて子供の目になってみると忘れがちだったことを思い出すことができました。

これは学問として直接的に関係はないことなのですが、教育心理学を学ぶときには忘れてはいけない子供の目線というものを自分たちで考えさせるという趣旨でのことだったようです。

授業は勉強ではなくて実務のための知識

この先生の授業だけでなく今の学校で勉強をしていて感じるのが、習う科目や内容は試験のための知識ではなく、きちんと実際の仕事に役立つスキルになるということです。

高校時代には勉強があまり好きではなかったこともあって、「なんでこんなこと勉強しないといけないんだろう」といった反抗心もちょっとありました。

でも今勉強していることはどうして?といったことを感じずそのまま将来にすぐに生かしていけるものだと実感できるのでとても楽しいです。

といっても試験で落第をしては意味がありませんので、楽しみつつもしっかりと必要なことは暗記をしていきたいと思います。