おばあちゃんの手

借地権を売っておばあちゃんと住むことにしました。

私には一人暮らしをしている父方のおばあちゃんがいます。
時間があれば、よく会いに行く大好きなおばあちゃんです。
しかし、つい最近おばあちゃんが自宅で転んで、足の骨を折るけがをしてしまいました。
入院することにはなりましたが、歩けなくなるほど深刻な状況ではなく、まずはホッとしました。

退院後どうするか

しかしそんなおばあちゃんの入院だけではなく、他にも困ったことがありました。

それはおばあちゃんの家のこと。

おばあちゃんの家は父が小さいころから住んでいた家で、かなり老朽化しています。
段差もあり、おばあちゃん一人で住むには厳しい状況です。
そこで、リフォームを検討することにしましたが……。

借地の建物はリフォームできない!?

父がリフォームについて調べていたところ、父も知らなかった事実が。
おばあちゃんの家は借地だそうです。
そうなると大家さんの許可が必要なため、簡単にはリフォームできなくなりました。
入院中のおばあちゃんに大家さんについて聞くと、大家さんが変更になっていて、現在は国が大家さんになっていました。

何でも以前の大家さんが代替わりした際、相続税が現金では払えなかったため、手放しこの土地を納めたとのことでした。
地代を払っていれば何も言わなかったので、問題ないとおばあちゃんは思って、父たちにも何も伝えなかったそうです。

結局家を売ることにしました

おばあちゃんの家は大きな道路に面した場所に建っています。
車だと問題ありませんが、駅まではちょっとした距離があり正直不便んな場所にあります。

それなら「おばあちゃんの家は売ってしまって、私の家に住めばいいのでは?」となりました。
家には父と母、私、妹の4人が住んでいますが、今は姉が新潟へ嫁いでいったので、部屋には余裕があります。
母はちょと困った顔をしましたが、おばあちゃんの家を売ったお金でリフォームすることで、納得してもらいました。

父の話を聞くと、国の土地とおばあちゃんの家を一緒に売ることができるみたいです。
これが個人の土地だった場合、簡単に売ることは難しく、建物もボロボロなので色々難しかったそうですが、国相手だと割とスムーズにいけるといっていました。
しかし、手続きが必要なので、そこは大変だと言っていました。
結局、底地の同時売却に詳しい不動産会社へお願いしたそうです。

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実家をバリアフリーにリフォーム!


その後、おばあちゃんの家を無事売ることができました。
おばあちゃんも退院し、一緒に住むことに。
その間、我が家もリフォームし、バリアフリーになりました。
段差がなくなり、手すりをつけておばあちゃんも住みやすくなっています。
他にもお風呂やトイレもリフォームされ、私たちも快適に住みやすくなりました。