薬(イメージ)

妊活とED治療

「就活」・「婚活」・「とんかつ」……
『カツ』は『かつ』でも近年よく耳にするのが「妊活」です。
妊活とは妊娠をするために不妊治療をおこなうことですが、不妊は妊娠する女性だけが原因のケースだけではないそうです。最近はED(勃起障害)になる男性が増えており、若年化の傾向にもあるといいます。

私の姉も妊活を始めていると母から聞きました。また、義兄は仕事が忙しくて休日も一緒にゆっくりとできていないという話です。
私は男性側から見た避妊の原因、EDのことを調べてみることにしました。

ED治療とは

1998年に経口のED治療薬(バイアグラ)が発売されるまで、EDの専門の治療クリニックはありませんでした。よって治療してもらいたい場合は、泌尿器科や内科で相談をする流れでした。現在ではEDの相談を受けられる医療機関も多くなり、診察や治療法は各クリニックのやり方に任されています。しかし、大まかな流れは同じで、一般的には、問診票の記入後心臓病などに異常がないと診断されれば、内服のED治療薬が処方されます。現在発売されているED治療薬はバイアグラを含め3種類に増えました。

  • バイアグラ
  • レトビア
  • シアリス

このようにEDに悩む人の選択肢が広がったことから、よりその人に会ったED治療を受けられるようになりました。

◇参照◇ ED治療方法とED治療薬の種類

ED治療薬の服用にあたって注意すること

ED治療薬には併用禁止の薬があります。服用にあたっては必ず服用できるかどうかを医師にチェックしてもらいましょう。心臓病などでニトログリセリンを使用していたり、高血圧や排尿障害の薬などを服用したりしている場合は、ED治療薬を服用できません。また、近年インターネット網の発達により、ED治療薬を個人輸入で簡単に入手できるようになりました。ですが、ED治療薬を自分の判断で服用するのは危険だそうです。EDの診察には配慮している医療機関も増えてきているので、服用する場合、インターネット販売で買わず、必ず医師に相談してください。なお、ED治療は自由診療になるので、治療にかかる費用は全額負担となります。詳細は事前に医療機関に問い合わせるといいでしょう。

受付から診察の流れ

近年男性に配慮した専門のクリニックが増えてきており、気軽に診療できるようになってきています。中でもED外来を設けている医療機関は、より専門的な治療を受けられます。流れは、受付、問診、検診・診断、薬の処方、会計の5つです。受付でED治療を希望している旨を伝えます。その時に恥ずかしくて伝えられない場合、「医師に直接相談したい」と伝えればOKです。診察室に入ったら問診をします。現在治療中の疾患や服用中の薬などについて医師からチェックを受けます。服用中の薬がある場合は、必ずすべて医師に見せるようにしてください。その後必要に応じて血圧や尿検査をし、薬が処方される場合、服用の注意点や服用方法などの説明があります。最後に会計して完了です。

男性が原因の不妊のケースは50%

女性側に問題が無く、男性が原因で不妊のケースは約33%で、両方が原因の場合を合わせると半数は男性にも原因があることが分かっています。(男性不妊の原因と治療法|EDとは【浜松町第一クリニック】

不妊治療で姉だけが苦しまないよう、「妊活」は夫婦で話し合って力を合わせておこなうものと義兄にもそっと伝えようと思いました。