図画工作は少し苦手です…

子供の時から苦手だった図工

ピアノの演奏や絵本の読み聞かせは大好きな私なのですが、唯一苦手としている実技が図工です。

小さい時からどうも細かい組み立て作業が苦手で、小中学校と図画工作の時間はずっと「嫌だなあ」と思いながら作品作りをしてきたという思い出があります。

図画工作は保育士資格試験の必須科目ではないですし、就職のための試験でも必ず出題されるというものでもありません。

ですが実際に実習などを体験してみて、やはり図画工作のための技術は保育士として仕事をしていく上では必要になってくるなと強く実感するに至りました。

そこで図画工作について子供の発達に関する本などをいくつか読んでみたのですが、その中になぜ図工が嫌いな子供ができてしまうのかということについて研究をされたものがありました。

本によると図工が嫌いであったり苦手意識を持っていたりする子供というのは「上手に作らないといけない」という強い思い込みがあるせいで、自由に描いたり作ったりすることができないのだといいます。

私自身がそうであったということもあり、読んでいてかなりなるほどなと納得をしました。

私が図工を嫌いになったきっかけ

そこで教育心理学で少し教えてもらった、自分が子供の時に感じた図工に関する思い出を少し振り返るという方法をやってみました。

最初に図工が好きでないと感じたのはたぶん保育園の年長くらいの時期で、先生に教えてもらった図工の製作方法がよくわからずじっとしていたらいつの間にか周囲がどんどん進めていっていたということがあった時からです。

作り方がわからないのは自分だけで周囲はどんどん作っているのに、それを全くフォローされずに置いてきぼりにされてしまったということが、かなりトラウマになって作品制作全体への恐怖感になっていったようにも思います。

もともと才能もなかったというのもありますが、苦手なものが上達するわけもなくそのままの気持ちで今に至っているというのが現状と言えるでしょう。

そこで少し考え方を変えて、図工が苦手な子供でも楽しんでできる作業はどんなものがあるだろうかということを自分なりに考えてみることにしました。

好きなものを好きなように作る

実習中にも先輩の保育士さんが時間中に何か作品を作らせるということを何度がされており、その時の子供の様子をよく観察してみました。

得意な子はどんどん進めていくんですが、やっぱり苦手な子はいるようで途中で飽きて投げ出してしまったり、適当なところで終わらせてしまったりというようなこともあります。

担当の保育士さんも頑張って興味を持ってもらえるようにしているのですが、やっぱり根本的に好き嫌いというのはあるようですね。

苦手であったり下手であったりということは仕方がないので、それを無理に上手に作らせようとするのは私のように「うまく作れないと恥ずかしい」という気持ちばかりを強くしてしまう気がします。

まだ自分でクラスを持ったことがないので考えだけですが、もし子供と接するようになったら、どんな作品でも楽しんで作れるような環境にしていきたいです。