保育士試験の合格率

保育士資格は実は難関資格

私が保育士になるために選んだのは保育士養成課程のある専門学校への進学です。

これは余計な勉強をできるだけ省きつつ、実践で役立つスキルを直接学習することができるということに魅力を感じたということもありますが、もう一つ保育士の国家試験を受けなくてもよいということも重視しました。

保育士として勤務をするためには必ず事前に保育士国家資格免許を取得しなければいけないのですが、資格をとるためには「養成課程のある学校で課程を修了する」かもしくは「直接国家試験を受験する」という2つのうちどちらかの方法をとる必要があります。

私が中学生の頃から通信講座の広告などで「保育士資格を目指す!」といったものはたびたび見かけていたので内心では保育士資格はそれほど面倒な資格じゃないんじゃないかと勝手に思っていたのですが、実際のところを知って驚きました。

というのも保育士の国家試験の合格率は平均で15%、年によっては10~20%くらいを推移するものだからです。

合格率15%てどのくらいのレベル?

あまり資格取得のための勉強をしたことがないという人にとっては、合格率が15%くらいと聞いてもあまりピンとこないかもしれません。

現在日本で行われている国家試験のうち、もっとも合格率が低いとされているのは「司法書士」で、平均で3~4%くらいが合格率です。

かつては司法試験が合格率1%くらいの超難関として知られていましたが司法制度改革で試験方式が変わってからは下位資格である司法書士の方が難しいという逆転現象が起きてしまいました。

他にも法律系資格で難易度が高いとされている社会保険労務士や土地家屋調査士、公認会計士あたりは合格率が7~8%くらいの資格です。

このあたりまでが合格難易度SSの超難関資格として分類されているのですが、その少し下にあたる難易度上~中くらいの資格になると合格率が10%台になってきます。

IT系の中級資格や通訳案内士、エネルギー管理士、環境計量士など専門的な知識が必要な資格になると合格率は15%くらいを前後するようになってくるので、保育士もここに含まれてきます。

ちなみにそれよりもちょっと難易度が易しいとされる普通難易度資格として挙げられるのが宅地建物取引主任者試験や販売士、ケアマネージャーといったものとなるので保育士試験はそれら人気試験よりも難しいということになります。

少しは難易度の難しさをイメージできたでしょうか?