保育士の就職率

保育士の新規求人倍率は1.55倍!

保育士は全国的に人手不足と言われているだけあって就職率は決して悪くありません。

平成24年度の調査では保育士職種の新規求人倍率は1.55倍とされており、単純な計算をすれば保育士として就職を希望する人全員が就職をすることができる求人数が確保できているということになります。

ですがその反面で実際の就職率はどうかということを見てみると、なんと保育士の就職率は39.5%とかなり低い数字にとどまっています。

保育士資格者一人に対して1.5件の求人があるのに、実際に就職をしているのは2~3人に1人ということになれば確かに慢性的な人手不足の状態は起こってしまうでしょう。

ただ年間を通じて常にこの数字であるというわけでもないようで、保育士では特に一年の間に求人数や就職率が上下摺る傾向があるということもよく知られています。

専門学校では就職率が高い

私が今の専門学校を進学先に選んだ理由もこの就職率が関係しており、公式サイトなどで就職率90%以上の高い数値を提示しているところに注目しました。

実際学校に毎年寄せられてくる求人数はかなり多く、大手保育園運営企業からは新卒としていくつか枠も用意してくれているということを聞きました。

学校での学習内容もかなり実践的な内容が多く、卒業と同時に保育士免許を得たという時にも即戦力としてのスキルを十分に備えていると業界内で高い評価を得ていると聞きます。

上記のアンケートでは逆に求人に対して応募をしてきた保育士資格者を不採用にした理由も公表しているのでですが、そのトップとして挙げられているのはなんと「技能・経験・知識の不足」でした。

つまり保育士資格を取得したからといってすぐに全ての就職場所で通用するような能力があるというわけではないということですね。

私も就職活動時にスキル不足とあっさり切り捨てられないように、在学中にできることは全てやっておこうと思っているところです。