保育士になりたいと思ったきっかけ

中学生時代に見かけた保育士さんの影響

私が保育士になろうと思った最初のきっかけは、中学生時代に通学していた道の途中にあった保育園でのできごとです。

といっても何か感動的な出会いがあったというわけではなく、毎日のように保育園で遊ぶ子供たちやそこで働く保育士さんたちを見ているうちに自然と「自分もあの現場で働く人になりたい」と思うようになったというだけです。

通学路だったのでほとんど毎日のように保育園での様子をみかけていたわけですが、朝からバスで送り迎えをされてくる子供たちやそれを迎える保育士さんたち、また円の中庭で楽しそうに遊んでいる子供たちの姿はまだ中学生だった自分にとってもかなり心癒される存在になっていました。

身近に保育士や保育関連の仕事をしている人は全くいなかったのですが、保育士になりたいという希望を両親やきょうだいに話しても特に反対をされるということはありませんでした。

むしろ両親は公務員になってくれれば安定した生活ができると喜んでくれていた節もあります。

最初に感じた気持ちが大切だと言われました

保育士になるべく保育士専門学校に入った私ですが、最初の頃の授業で「なぜ保育士になりたいか」ということについて詳しくディスカッションをしました。

同級生として一緒に勉強をする仲間のことを知るよいきっかけにもなったのですが、そこで聞いた保育士になろうと思った理由も本当にさまざまで、たくさんの動機があるものだなと感心をした覚えがあります。

私のようにかなりフワフワした理由で保育士になりたいと思った人もいれば、「ピアノ演奏や絵画が好きで得意だったから」や、「母親が保育士で同じようになりたかったから」という理由を持っている人もいておもしろかったです。

授業の最後に聞かれたのが「保育士として勤務を始めてつらいことがあったらまず最初の気持ちに戻るようにして」という言葉でした。

それだけ保育士としての仕事の現実が大変ということもあるのでしょうが、確かにこの最初のなりたかったと思う気持ちは大事にしておくべきものなんだろうと思います。