季節ごとの行事について

季節の行事内容、目的

保育所・保育園では年間を通じていくつかの行事が行われます。

代表的なものとしてはお誕生日会やクリスマス会、運動会、餅つき大会、節分などといったところがあります。

保育士として仕事をしていく時にはまず自分が担当するクラスの保育計画を作成することになるのですが、そこで年間行事をどんなふうに行っていくかということを決めていきます。

それぞれの月に行うことになる行事については「保育だより」などの定期発行するプリントでお知らせをするようになっていて、子供たちにもその日のための準備をしてもらいます。

年間行事は自分が子供だった時のことを思い出してもワクワクするもので、早くその日が来ないかと指折り待っていました。

ところで保育を行う立場になった時、こうした年間行事は主に子供の教育のために行うようになります。

一年を通して定期的にイベントを行うことで、何か目標を持ってものを作ったり準備をしたりということを学ぶことができます。

それに節分や餅つきなど伝統的な行事に参加することで、意味はわからなくても祭事についての感覚を身につけていくことができたりします。

保育士としてはまずこれからどんな行事を行うかということを丁寧に子供たちに説明をするとともに、子供たちが自分で考えて準備ができるように指導をしていきます。

それに何よりそのイベントをみんな一緒に楽しむということで社会性を身につけ、大勢で何かを楽しむというときのルールを覚えていくことにもつながります。

楽しみながら教育をしていくということで、年間行事は保育園における重要な項目の一つであると言えるでしょう。

ポイント

季節の行事を行うときにはまず安全に気を付けて行うことが重要なポイントとなります。

特に注意が必要な行事としては子供が大好きな「プール開き」があります。

プール開きはだいた例年6~7月の時期に行うこととなっていて、子供たちに水着を用意してもらって行います。

プール開きが行われる頃はまだ水が冷たいので、しっかり運動をするとともにゆっくり入るなど基本的なルールを教えていくことになります。

同じように十分な安全管理が必要になることとして運動会があります。

運動会も子供が楽しみにしている行事の一つですが、走ったり飛んだりするときにはどうしても怪我がつきものになってくるので、子供たちにきちんと並ぶことや怪我をさせないようにするということをしっかり教えていきます。

行事をする時には順位をつけることもよくありますが、あまりにも競争を煽ることで子供の気持ちを傷つけてしまうこともあります。

頑張ったことにたいしてしっかりと褒めることは重要なのですが、順位をすごいことのように思わせないようにすることもポイントとなってきます。