認証保育園って?

東京独自の制度に基づく保育園

認証保育園は東京都で実施されている制度であり、基本型のA型と、小規模家庭内保育所というB型の2種類あります。
A型が0歳から5歳までを対象とし、B型が0歳から2歳までを対象としています。
全施設で0歳児保育を行なっており、13時間以上の開所が定められています。
各民間施設で運営を行なっており、入園申し込みは保育園に直接行ないます。
保育料は各施設で一律でありますが、上限が設けられており、一部助成金を受け取れる区もあります。

認証保育園が出来たのは、現在の許可保育園では都内の基準を満たすことは難しく、許可保育園を増やすのが困難なためです。
東京都のスタイルにあった認証基準を設定することで、都内のニーズに応えることの出来る、新しい保育園設立を目指して作られました。

・産休明けから預けたい
・退社の遅い時にも対応して欲しい
・送り迎えが便利な場所に設立して欲しい
・行政の目が届く保育所を利用したい
・安心できる料金で預けたい

など、今までの許可保育園では対応できないニーズに応えるために、新しく産まれました。
その中で13時間以上の開所を行う、0歳児から預かるという他に、以下のような特徴もあります。

・都が設置を認証し、区市町村とともに指導します。
・保育所の重要事項は常に情報提供しています。
・情報公開を行いニーズにあった保育所が選べます。
・契約は、利用者と保育所が直接行ないます。
・保育料は上限を決めています。
・独自の基準を設定し、適切な保育水準を確保しています。

保育料について

認証保育園の保育料は、原則月220時間以下の利用では、3歳未満は8万円、3歳以上で7万7千円を超えない金額と設定されています。
このようにして上限が設けられていますので、その家庭の収入にかかわらず利用でき、ある程度家計の目安が付けられます。

基本の保育料の他に、給食代やおやつ代、材料費や光熱費、年会費などが含まれます。
長時間保育を行なう場合は、2食目以降の給食代やおやつ代などは別途料金となります。
区によっては助成金を受け取ることができ、金額は区により違い、数万円程度です。
こうして施設の利用料金は、保育園によって上限までの中で違いますので、事前に見学するなどして料金の他に、雰囲気なども見ておくと良いでしょう。

やはり料金ばかりでなく、どのような保育を行なっているか、設備はどのようなものがあるのかなども見ておくと、入園してからも後悔はないように出来ます。
もしも見学での不明点があれば直接聞いてみる、保育園についてわからないことがあれば、契約時などに聞くなどしておくと良いです。
十分に事前にわからないことは確認した上で、入園させるようにしましょう。