保育士になるまでの道のり

保育士になるための主な方法

保育士になるためのルートは様々ありますが、大きく2つに分類することができます。

1つ目が、保育士養成課程がある学校で必要な課程を修了するという方法です。
保育士の養成校として、
・専門学校や短期大学
・四年制大学
と主に2通りの選択肢があります。
それぞれメリットデメリットはありますが、専門学校や短大の場合は短期で卒業し早く就職できる一方、四年生大学では大卒という扱いで社会に出ることができます。

もう1つが必要な受験要件を満たした人が保育士試験を受験するという方法です。
保育士試験は国家資格試験として年に一回開催されているので、短大以上の学歴がある人もしくは高校卒業後に2年以上児童福祉施設で勤務をした経験がある人などが受験できます。
ただし、保育士試験の難易度は高く、合格率は10~20%ほどと言われています。
参考>>保育士試験の難易度・合格率は? 専門学校・通信教育・独学どれがいい?|コラム|保育士

ポイントは養成課程を出た人の場合は卒業後に国家試験を受けなくてもよいということです。

看護師や薬剤師などのような医療系資格の場合は養成学校を出てもそのあと国家試験に合格をしないと資格登録ができないのですが、その点保育士はかなり学校の課程が高く評価されていることになりますね。

保育士養成課程の変更について

保育士養成課程にもいくつか種類があります。
中でも最も早く資格をとれるのが専門学校での保育士養成課程で、2年間学校で勉強をすることで卒業までの要件を満たすことができます。

ただ保育士の資格関連については今も改正が進められているところで、これから保育士を目指す人は今後どうなるか分かりません。

実際平成22年には保育士養成課程が大きく変更になっていて、それまで養成校で教えられてきた内容について変更がされました。

参考>>保育士養成課程の改正内容について

ただ実際にはいくつか変更点があったとしても、業界用語としてそのまま昔の名称が使われていることもよくあって、新しく目指そうとする人にとっては慣れるまでちょっと難しいところがあるかもしれません。

学校選びのときのポイントなど

もし最短で保育士になることを考えるなら、やっぱり養成課程のある学校に入学するのがおすすめです。

ただ、ここ最近社会人から保育士資格をとりたいと希望する人が増えてきたこともあって通信講座などで便利な資格対策ができるようになっています。
そうしたものを利用してじっくり勉強するということもできます。

保育士養成課程のある専門学校にもいろいろ特徴があって、幼稚園教諭と一緒に資格がとれるカリキュラムであったり、特殊学級や医療系の資格にも強いところなど、学校によっても違いが見られます。

就職の強さや実習など実用的なスキルがつけられるかということも学校選びでは重要なポイントです。

学校を選ぶときには保育士の資格をとるということだけでなく、保育士としてどういった方面で働いていきたいかということも一緒に考えると選びやすいかもしれません。