保育士の就職は東京がいい?

保育士として働くなら東京がいい?

202231私は現在神奈川県川崎市に住んでいるのですが、就職をするときには都内23区内の保育所・保育園に勤務をした方がいいというようなことを耳にします。

都内の方が保育士が働くのに有利な条件が揃っている保育所・保育園が多いと言われているからです。

しかし実際に都内の方が有利かどうかは、保育士として働く本人が、何に優先順位を高く持っているかによって変わります。

そこで、それぞれの地域での保育関連の取り組みについて見ていこうと思います。

東京都の待機児童問題の対策

学校で現在の保育の状況を教えてもらった時に、日本で最も待機児童の問題が深刻なのは東京であるということを知りました。

保育士の数が不足している東京は、保育士確保に力を入れているといいます。

改めて調べてみたところ、2015年9月の厚生労働省の発表では、東京都世田谷区の待機児童が1,182人と最も多いという状況でした。
参考:待機児童問題の現状と対策|子供を保育園に入園させる方法 – ベビリナ

待機児童の問題は全国的なもののように伝えられていますが、実際には全国主要都市で比較をしてもその差はかなり開いており、地域によって極端な差があります。

川崎市の待機児童の対策

私の住む川崎市においては、平成 31 年4月1日現在の保育所等利用待機児童数の報告で、待機児童数14人というほぼゼロの実現までに近づいています。
参考:平成 31 年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について
「待機児童のゼロ」対策として

  • 保育受入枠の確保
  • 保育の質の担保・向上
  • 多様なニーズに応える取組の推進
  • 子ども・子育て支援新制度

などを行っています。

こうした背景には保育士不足の問題を考えなければいけません。

学校の先生が「待機児童数の問題は、保育士を確保する問題とも深く根付いている」とおっしゃっていた通り、保育士登録者数は増えているのに、離職者や潜在保育士の人数が増えています。

都内で保育士の仕事を探す

都内では保育士の求人が多いとは聞いていますが、だからといってどこに就職しても条件が同じというわけではありません。

むしろ人口が他の都市からずば抜けて多い東京だからこそ、施設の質も待遇もピンからキリまであると言えます。

試しに学校に寄せられる求人情報などを見てみたのですが、求人票の数だけでも都内からのものは飛び抜けて多く、全部のカードを比較するのはとても骨が折れる作業になりそうでした。

保育士の求人サイトは条件で絞込もしやすく比較も簡単にできるのでお気に入りです。

特に23区内でも細かく分類してエリア検索できるのが便利で、普通の求人票よりも踏み込んだ情報を見ることができ業界調査にもかなり役立ちました。

何にこだわって条件をつけるかがポイント

保育士

現在学生で本格的に就職をしたことがない身としては、検索をするとしてもどこにこだわりを持って探せばいいのかちょっと迷ってしまうところです。

できれば年収は高い方がいいですし、引っ越すことを考えるとできるだけ家賃が安いところで探したいという気持ちもあります。

自分なりに考えて絞込をしているのですが、「それでいいのか?」という疑問は自分の中で出てきてしまいます。

保育士として勤務出来る場所も保育所だけでなく一般企業や福祉施設などもあるのでますます目移りします。

今度時間があるときにでも転職サービスでコンサルタントのヒアリングを受けてみようかと考えているところです。